比較

彼じゃない人と出かける。

それだけでも周りは歩き出したと見えるだろうか。


でも、ｱﾀｼにとってはただの友達。
ただのｵｽ。

進めないと気づくのは
いつもいつだってほんの少しの時間。

ちょっとした仕草。
ちょっとした言い回し。
ちょっとした気遣い。

その中に彼を探す。
彼なら…と一瞬頭を駆け抜ける。

その一瞬がｱﾀｼの真実。
比較してしまう間はﾀﾞﾒ。
彼を好きなのだと自覚するだけだから。
まだ、大好きなのだと自覚してしまうから。


楽しそうに過ごすほど
うそつきのｱﾀｼになっているよね。


ごめんね。
男がほしいんじゃないの。

優しくはぐする男友達が欲しいだけ。
下心ならいらないの。


ﾜｶﾞﾏﾏだね。

それでもｱﾀｼはｺﾚでｱﾀｼなの。


彼と知り合う前も
彼と付き合ってた頃も
別れた今も

ｽｷﾝｼｯﾌﾟはとれる女よ。
でも勘違いしないで。



ｱﾀｼの心には「1番」がいるんだから
下心ある男は
ｱﾀｼにとってはただの比較材料。


ﾎﾗﾈ
こんなにも彼と違いすぎる。


そう思う度、また愛しくなる…